2016年01月24日

池上英洋『西洋美術史入門』


その名の通り美術史という学問分野を解説した書籍です。
内容は平易ながらも非常に参考になります。
美術も歴史も好きな身としては存分に楽しめました。
様々な視点から美術を楽しむ眼を養う契機になります。
殊に印象派の科学的な視点が興味深かった。
マネという存在の絵画における重大性がよく分かります。
聖書の逸話が取り上げられているのも参考になります。
とは言え,やはり西洋文化の素養がなくては話になりません。
いろいろな形で西洋文化に触れるしかなさそうです。
続く『西洋美術史入門 実践篇』も既に購入済み。
此方も早めに読みたいと思います。
posted by 森山樹 at 19:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍

2016年01月18日

2015年傾向分析

1位 三菱一号館美術館,国立西洋美術館,Bunkamuraザ・ミュージアム,国立新美術館(3回)
5位 太田記念美術館,根津美術館,名古屋市美術館,名古屋ボストン美術館,奈良国立博物館,名古屋市博物館,愛知県美術館,東京国立博物館,東京都美術館(2回)

 2015年に複数回訪れた美術館・博物館で統計を取ってみました。多少の誤差はある筈。

 1位は三菱一号館美術館,国立西洋美術館,Bunkamuraザ・ミュージアム,国立新美術館が3回。いずれも東京の美術館というのが面白い。遠征する度にこのあたりは必ず行っているような気がします。特に三菱一号館美術館とBunkamuraザ・ミュージアムは鉄板ですね。後はやはり東京と名古屋の美術館,博物館が中心。逆に大阪や京都の美術館や博物館が入ってこないのが不思議です。それなりの回数は行っている筈なのですけれども。大阪市美術館は全く行っていなかったのか。寧ろ,奈良国立博物館の方に行っているのが面白いですね。名古屋では愛知県美術館,名古屋市美術館,名古屋市博物館,名古屋ボストン美術館がやはり定番。それでも特別展に毎回行っているわけではないのが興味深いところです。

 この種の統計で自己分析をするのは結構楽しい。余力があれば,毎年の恒例としたいところです。
posted by 森山樹 at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文

2016年01月14日

ヤマザキマリ『偏愛ルネサンス美術論』


『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリのルネサンス時代の美術家評論。
嘗ては画家を志していたという筆者の文だけに実に面白い。
画家ならではの視点から変人的な美術家を紹介してくれます。
勿論,美術作品案内としても十分に楽しめます。
ルネサンス三大巨匠とボッティチェリ,フィリッポ・リッピが中心かな。
ヴェネツィアやフランドル地方の画家まで取り上げられるのが嬉しいです。
その諧謔性溢れる文章も愛に満ちていて楽しい。
筆者による美術家たちの肖像画も楽しい一冊でした。
posted by 森山樹 at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍

2016年01月11日

2016年期待の美術展

【関東】
12.16-02.07 水 神秘のかたち@サントリー美術館
01.16-03.21 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々@パナソニック汐留ミュージアム
01.16-04.03 ボッティチェリ展@東京都美術館
01.20-04.04 はじまり,美の饗宴展@国立新美術館
01.16-04.10 レオナルド・ダ・ヴィンチ展@江戸東京博物館
04.22-05.24 若冲展@東京都美術館
03.19-06.05 俺たちの国芳 わたしの国貞@Bunkamuraザ・ミュージアム
03.01-06.12 カラヴァッジョ展@国立西洋美術館
04.27-08.22 ルノワール展@国立新美術館
06.25-08.28 ミケランジェロ ルネサンス建築の至宝@パナソニック汐留ミュージアム
07.05-08.28 大妖怪展@江戸東京博物館
07.13-10.10 ヴェネツィア・ルネッサンスの巨匠たち@国立新美術館
08.09-10.11 ビアトリクス・ポター展@Bunkamuraザ・ミュージアム
10.18-11.27 禅 心をかたちに@東京国立博物館
09.14-12.12 ダリ展@国立新美術館
11.03-12.18 円山応挙展@根津美術館
10.15-01.15 クラーナハ展@国立西洋美術館
【東海】
01.09-03.06 マリー・ローランサン@碧南市藤井達吉現代美術館
01.03-03.21 ピカソ,天才の秘密@愛知県美術館
04.27-06.26 デトロイト美術館展@豊田市美術館
03.19-08.21 ルノワールの時代@名古屋ボストン美術館
09.10-12.11 俺たちの国芳 わたしの国貞@名古屋ボストン美術館
【関西】
02.06-04.10 春画展@細見美術館
02.06-03.14 伊豆山神社の歴史と美術@奈良国立博物館
03.01-05.08 モネ展@京都市美術館
04.12-05.12 禅 心をかたちに@京都国立博物館
04.09-05.22 国宝信貴山縁起絵巻@奈良国立博物館
04.09-05.29 水 神秘のかたち@龍谷ミュージアム
06.18-08.28 俺たちの国芳 わたしの国貞@神戸市立博物館
07.01-09.04 ダリ展@京都市美術館
09.10-11.06 大妖怪展@あべのハルカス美術館
10.22-01.15 ヴェネツィア・ルネッサンスの巨匠たち@国立国際美術館

2016年も楽しみな美術展が数多く予定されているのが嬉しい。
中でも一番の期待は「カラヴァッジョ展」でありましょう。
現時点では巡回の予定が分からないのが残念。
例え東京だけの開催だとしても絶対に行かねばなりません。
レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロ,それぞれの展示の揃い踏みも楽しみ。
加えて,「ボッティチェリ展」も予定されています。
ルノワールやダリの美術展の開催も期待せざるを得ないところです。
相変わらず,東京の美術展開催状況は羨ましい限り。
東海地方も現段階では数は少ないながらも粒揃いであるのは事実。
名古屋ボストン美術館が自分好みの美術展を開催してくれるのが嬉しいです。
碧南市の「マリー・ローランサン展」も可能な限り行きたいもの。
また,待望の「モネ展」が漸く京都に巡回してくれます。
「ヴェネツィア・ルネサンスの巨匠たち」が大阪で開催されるのも楽しみ。
日本美術ではちょっと先ですが「円山応挙展」に期待しています。
「大妖怪展」もどんな形での展示を見せてくれるのか興味深いところ。
情報収集を怠らずに,見逃すことなく効率的な鑑賞を計画せねばなりません。
いずれにせよ,2016年も充実した美術鑑賞生活が送れそうであります。
posted by 森山樹 at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記

2016年01月10日

2015年マイベスト

2015年に鑑賞した美術展の中で特に印象に残った10展です。
並びは鑑賞した順番であって,序列ではありません。

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ルーヴル美術館展@国立新美術館
東京遠征の都合上,まさか開催初日に行くことになるとは思いませんでした。
フェルメールの≪天文学者≫を鑑賞出来ただけでも素晴らしいです。

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キャプテン・クック探検航海と『バンクス花譜集』展@Bunkamura
博物画好きとしての期待に存分に応える美術展でありました。
南洋に対する憧憬に駆られてしまいます。

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ロイヤル・アカデミー展@愛知県美術館
英国ロイヤル・アカデミーを題材とした素晴らしい美術展。
改めてラファエル前派や唯美主義が自分好みであることを実感します。

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グエルチーノ展@国立西洋美術館
開催されたこと自体が奇跡にも思える美術展。
この機会を絶対に逃すことは出来ないという使命感さえありました。

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マグリット展@国立新美術館
心から愛するルネ・マグリットの久しぶりの回顧展。
その奇想に溢れる超現実の世界に飲み込まれそうになります。

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ボッティチェリとルネッサンス@Bunkamuraザ・ミュージアム
恐らくは国内最大級のボッティチェリに関する美術展でありました。
サヴォナローラに感化する前後の作風の違いが悲しく思えます。

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琳派 京を彩る@京都国立博物館平成知新館
琳派の成立から400年という節目の年を記念した素敵な美術展。
絵画に留まらない工芸や書など総合美術としての琳派を存分に堪能しました。

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春画展@永青文庫
2015年,或る意味で話題でもあり問題ともなった美術展でありましょう。
性を人間の営みとして捉える美しさはたまらなく面白かったです。

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プラド美術館展@三菱一号館美術館
スペインに留まらずフランドル美術なども堪能出来る素敵な美術展でした。
ベラスケスやゴヤ,ルーベンスなどの巨匠の絵画はやはり素晴らしい。

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コレクション展 物語をえがく@根津美術館
王朝文学や伝承を描いた屏風絵や絵巻などが絢爛で美しい。
改めて日本美術の麗しさを実感しました。
posted by 森山樹 at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文