2016年01月05日

2016年1月美術展鑑賞予定

【関東】
三井家伝世の至宝@三井記念美術館(11.14-01.23)
神仏・異類・人@國學院大學博物館(11.21-02.07)
水 神秘のかたち@サントリー美術館(12.16-02.07)
始皇帝と兵馬俑@東京国立博物館(01.17-02.21)
ゆかいな若冲,めでたい大観@山種美術館(01.03-03.06)
イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々(01.16-03.21)
ボッティチェリ展@東京都美術館(01.16-04.03)
はじまり,美の饗宴展@国立新美術館(01.20-04.04)
レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦@江戸東京博物館(01.16-04.10)
【中部・東海】
知られざる徳川美術館コレクション−珍品・奇品・名品−@徳川美術館(01.05-01.31)
聖ねる風景 ルネサンスからルオーまで@ヤマザキマザック美術館(11.20-02.28)
エコール・ド・パリ@清須市はるひ美術館(01.09-02.28)
マリー・ローランサン@碧南市藤井達吉現代美術館(01.09-03.06)
ピカソ,天才の秘密@愛知県美術館(01.03-03.21)
【近畿】
東西美人画展@山王美術館(09.03-01.31)

2016年最初の美術鑑賞予定です。
相変わらず,東京の美術展が魅力的に過ぎます。
「ボッティチェリ展」に「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦」ですからね。
2月くらいには一度遠征をしたいものであります。
名古屋周辺も割合に充実。
特に碧南市の「マリー・ローランサン」は是非とも行きたいもの。
清須市の「エコール・ド・パリ」もそれなりに関心があります。
「ピカソ,天才の秘密」はそれ程興味がありません。
見聞を広める意味合いで行くかもしれませんけれども。
関西地方はちょっと寂しい気がします。
昨年末に目ぼしい美術展はあらかた鑑賞した弊害かなあ。
大阪に行く機会はありそうなので再確認したいと思います。
posted by 森山樹 at 21:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術展鑑賞予定

2016年01月04日

2016年 新春の御挨拶

あけましておめでとうございます。
新春のお慶びを申し上げます。

というわけで,2016年の始まりです。
新装一周年を迎えました“ディレッタントの憂鬱”を宜しくお願いします。

2015年は例年以上に楽しく美術鑑賞をすることが出来ました。
東京遠征を4度行えたのが非常に大きい。
鑑賞した全ての美術展の感想を書けたのも収穫であります。
また,これまで以上に日本美術への傾倒を強く感じました。
まだまだ素養が足りない部分も多いので積極的に触れて行きたいものです。
尤も,やはり西洋美術が自分の興味の中心であることは変わりませんけれども。
興味が広がっていくのは楽しいものです。

今後は先ず昨年下半期の回顧に取り掛かります。
その後に2015年の回顧と2016年の抱負を書き上げることになるでしょう。
例年通りにマイベストも選びたいと思います。
通常更新も同時並行でするつもり。
何とか今月の中旬までには上述の記事を掲載したいものです。
最初で躓くと影響が大きいので,頑張りたいと思います。
posted by 森山樹 at 19:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 告知

2015年12月29日

2015年12月美術展鑑賞記録

2015年12月に鑑賞した美術展は以下の通り。
フェルメールとレンブラント@京都市美術館

12月は「フェルメールとレンブラント」の1展だけに留まりました。
この時期は慌ただしさがあって,例年も美術鑑賞出来ません。
心理状態もあまり宜しくなかったこともありますけれども。
「フェルメールとレンブラント」は素直に満足。
何とか会期中に行けてよかったです。
ちょっと期待していたものとは違った気もするけれどね。
フェルメールの数少ない作品を鑑賞出来たのは嬉しいです。
好みから言えば圧倒的にレンブラントのほうなんだけれども。
posted by 森山樹 at 09:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術鑑賞記録

2015年12月28日

京都市美術館『フェルメールとレンブラント』

〈2015年美術展感想39展目〉
フェルメールとレンブラント.JPG

フェルメールとレンブラント 世界劇場の女性
会場:京都市美術館
会期:2015.10.24-2016.01.05
観覧料:¥1,500
図録:未購入

 京都市美術館で開催の「フェルメールとレンブラント」を鑑賞してきました。フェルメールもレンブラントも大好きな画家ということで楽しみにしていました。実際にはそれぞれ各1点のみの展示ということを知って,少し落胆しましたけれども。まあ,レンブラントはともかくフェルメールは残された作品自体が少ないですけれどもね。とは言え,バロック絵画好きとしては非常に興味を引かれる美術展でありました。

 今回の美術展はフェルメールとレンブラントが生きた17世紀のオランダ絵画を紹介したもの。メトロポリタン美術館やロンドン・ナショナル・ギャラリー,アムステルダム国立美術館などから約60点の絵画が展示されていました。一応女性を描いた作品が多かったけれど,風景画なども結構あり,美術展名は実情を表しているとは言い難いものがあります。その風景画が存外に楽しかったのが皮肉ですけれども。特に海洋国家としてのオランダを表すかのような海洋画が実に魅力的。特にコルネリス・クラースゾーン・ファン・ウィーリンゲンの≪港町の近くにて≫の迫力が素晴らしい。帆船の美しさに魅せられてしまいます。また,静物画ではウィレム・カルフの≪貝類と杯のある静物≫が楽しかった。博物画好きとしても満足出来ます。とは言え,やはり今回の美術展の目玉はヨハネス・フェルメールの≪水差しを持つ女≫とレンブラント・ファン・レインの≪ベローナ≫でありましょう。殊に戦女神を描いた≪ベローナ≫は素敵でありました。柔和な表情が戦女神という雰囲気を忘れさせます。その左手に持った盾に彫られたメデューサの表情とは対照的なのが面白い。≪水差しを持つ女≫は意外に印象が薄い。それよりもヘラルト・ダウの≪窓際でランプを持つ少女(好奇心の寓意)≫の方に心惹かれました。如何にもレンブラントの弟子と言った雰囲気の光と影の調和が素敵でした。最後はアルノルト・ハウブラーケンの≪イピゲネイアの犠牲≫が飾ります。ギリシア神話が題材ということで楽しめました。

 当初の期待とは異なりましたが,それでも十分に楽しめた美術展でありました。やはり写実性に満ちた17世紀のバロック絵画は大変に好みであります。そして,レンブラントとその一派の作品が改めて自分の好みと完全に適合していることを再確認しました。あの独特の光と影の演出にたまらなく心惹かれます。今回のフェルメールは思ったよりも印象に残らなかったのが残念。それでも数少ないフェルメールの作品を直接鑑賞出来たのはいい経験でありました。今後もこのような機会を逃すことのないようにしたいものであります。
posted by 森山樹 at 22:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術展感想

2015年12月27日

根津美術館「物語をえがく」

〈2015年美術展感想38展目〉
物語をえがく.JPG

物語をえがく−王朝文学からお伽草子まで−
会場:根津美術館
会期:2015.11.14-12.23
観覧料:¥1,000
図録:未購入

 根津美術館で開催の「物語をえがく」を鑑賞しました。根津美術館に行くのは今回が2回目。大変素敵な庭園を有する素晴らしい美術館です。東洋美術が中心ということで特別展は興味を引くものと引かないものの差は激しいのですけれども。今回はコレクション展ということでその全てを根津美術館が収蔵しているというのが素晴らしいです。規模は流石に小さめではありましたが,それでも十分見応えがありました。

 今回の美術展は「物語をえがく」ということで,その名の通りに物語を描いた作品が展示されています。その殆ど全てが屏風絵や絵巻物ということで見応えがありました。扱われている物語も『伊勢物語』に始まり,『源氏物語』,『平家物語』,『曾我物語』,或いは大江山の酒呑童子や玉藻前など伝承に纏わるものもあり,非常に楽しいです。中でも『源氏物語』が多かったのは宜なるかなという印象でありました。その絢爛な美しさは息を呑むばかり。王朝文学の華やかさと相まって平安の装いを今に伝えてくれます。個人的には≪酒呑童子絵巻≫や≪玉藻前物語絵巻≫に目が行ってしまうのですけれども。他にも≪西行物語絵巻≫や≪蛙草紙絵巻≫なども見応えがありました。いずれも室町時代から江戸時代の作品ということで狩野派の影響を強く感じたように思います。展示数は16点と少なく感じますが,8曲1双の≪伊勢物語図屏風≫や≪源氏物語図屏風≫なども含まれているので,かなり多く感じます。また,細かいところまで描写されているので結構じっくりと鑑賞しました。それだけ集中することが出来る程に満足のいく美術展でありました。

 当初は迷っていたのですが,行ってよかったと素直に思える美術展でありました。やはり日本美術への自分の関心が浮世絵のみならず高まっていることを感じます。特に狩野派の作品は好みですね。今回は題材が王朝文学を始めとする物語であったということも楽しめた一因ではありますけれども。このあたりは本当に絵画を絵画として楽しめているのかは悩ましいところ。単にその絵画に描かれた物語を楽しんでいるだけなのかもしれません。それはそれでひとつの美術の楽しみ方とも思いますけれどね。いずれにせよ,存分に楽しめた美術展でありました。大満足です。
posted by 森山樹 at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術展感想